上京した後は人それぞれ

地方で生まれ育った人の中には、上京して仕事をするということに憧れを持っている人も多い。その理由としては、とにかく田舎での生活が嫌で仕方がない場合や、自分の希望するような仕事が地元にない場合、そして給料が低い場合などが挙げられる。しかし、実際に東京へ出た後についてはそのまま留まり続ける他にも、さまざまな事情から田舎へ帰ることも少なくない。
東京に留まり続ける場合では、しっかりと夢を実現できたり、安定した収入を得て生活基盤を築くことができたり、そして田舎の両親が健在であり特に帰る理由がないなどに限られる。そのため、すべての人が東京に留まれるわけではないといっても過言ではないのだ。
その中でも生活基盤を築くことは最低条件であり、単体のアルバイトのみで給料が安定しない場合などは東京に留まり続けることは難しいだろう。また、東京は田舎と比べて生活が便利で快適なため、田舎へ帰らなければならない事情があったとしても東京に留まり続けるということもあるかもしれない。
一方、東京から田舎へ帰りたくなる場合については、孤独で寂しくなる傾向にあることがまず挙げられる。特に上京したての頃は、周りに友人や知り合いもいないため独りの時間を過ごすことが多く、田舎へ帰りたいという気持ちが芽生えてくるのだ。その他にも、慣れない土地での仕事にストレスを感じやすくなっていたり、田舎の両親のそばにいたいと考えたりといった理由が挙げられる。